豪住宅価格、8月は前月比+0.5% 19カ月連続で上昇

AI要約

豪住宅価格が8月に前月比0.5%上昇し、19カ月ぶりの続伸となったが、鈍化の兆候が見られる。

前年比では7.1%上昇し、記録的高水準が続いている。

四半期単位の伸びは1.3%で、前年同期の半分以下の水準で支払い能力の制約が主因であると指摘。

豪住宅価格、8月は前月比+0.5% 19カ月連続で上昇

[シドニー 2日 ロイター] - 不動産コンサルティング会社コアロジックが2日公表した8月の豪住宅価格は前月比0.5%上昇し、7月下方改定値の0.3%をやや上回る伸びとなった。19カ月連続の上昇となったが、鈍化の兆候も見られた。

前年比では7.1%上昇した。住宅価格は昨年初めに底を打って以来、記録的高水準が続いている。

ただコアロジックは、四半期単位の伸びが1.3%で、前年同期の半分以下の水準と指摘。調査責任者は「冬季を通じた価格上昇の鈍化は季節性が一因だったかもしれないが、支払い能力の制約が全般的な減速の主因となっている」と分析した。

また、市場の均衡化がますます進みつつあるが、住宅需要はなお供給を上回っていると述べた。

都市間の住宅価格上昇率には依然ばらつきがあり、パースの上昇率は2.0%、アデレードは1.4%、ブリスベンは1.1%となった。

シドニーは0.3%の小幅上昇にとどまり、キャンベラ、メルボルン、ダーウィン、ホバートは下落した。