ガザの戦闘、ポリオのワクチン接種で一時休止 1日8時間

AI要約

ガザでポリオのワクチン接種のための戦闘休止が始まり、イスラエルとハマスの自制が求められている。

イスラエル当局とWHOの合意により、64万人の子どもが対象となるワクチン接種が実施される予定。

接種は段階的にガザの各地域で行われ、戦闘休止は午前6時から午後2時までとなっている。

ガザの戦闘、ポリオのワクチン接種で一時休止 1日8時間

 パレスチナ自治区ガザで1日、感染拡大が懸念されるポリオのワクチン接種のため、戦闘の一時休止が始まった。地域や時間帯を限定したものだが、イスラエルとイスラム組織ハマスが攻撃を自制し、計画通りに安全に接種できるかが焦点だ。

 今回の戦闘休止は、ガザで25年ぶりにポリオの感染が確認されたことを受け、世界保健機関(WHO)とイスラエル当局が合意した。イスラム組織ハマスも同意しているという。

 WHOによると、ワクチン接種は10歳未満の子ども約64万人が対象。ガザの中部から始め、南部、北部の順番で各3日ずつ実施し、状況によって各地で1日延長する可能性もある。戦闘休止は各日午前6時から午後2時までとしている。