恩赦の元ワグネル戦闘員が母娘殺害か 侵攻の帰還兵、相次ぐ凶悪犯罪

AI要約

ロシア中部ペルミ地方で、元ワグネル戦闘員の男が警察に拘束され、同居の母娘が殺害されている事件が起きた。

男は以前にも看護師を殺害する罪で禁錮20年を言い渡されており、ウクライナ侵攻に参加した後に恩赦を受けていた。

ペルミ地方では他にも元ワグネル戦闘員による凶悪犯罪が相次いでおり、社会全体で懸念が広がっている。

恩赦の元ワグネル戦闘員が母娘殺害か 侵攻の帰還兵、相次ぐ凶悪犯罪

 複数のロシアメディアは8月31日、ウクライナ侵攻に参加して恩赦を受けた民間軍事会社ワグネルの元戦闘員の男が、ロシア中部ペルミ地方で警察に拘束されたと伝えた。同居の母娘が殺されているのが見つかっており、殺人の疑いがある。ロシアでは侵攻後、元受刑者の帰還兵らによる凶悪事件が相次いでいる。

 報道によると、同居の女性(28)とその娘(7)の遺体が8月29日にペルミ地方のアパートで見つかり、男は指名手配されていた。

 男は2023年2月、看護師の女性を性的暴行して殺害した罪で禁錮20年を言い渡された。同8月に戦闘員の契約を結んだが負傷。恩赦を受け、その秋に故郷に戻ったという。

 ペルミ地方では8月29日にも、知人の男女3人をバールで殴り殺したとして、元ワグネル戦闘員の男が終身刑になっていた。