日米、中国船衝突で比を擁護 南シナ海「深刻な懸念」表明

AI要約

遠藤和也駐フィリピン大使が南シナ海のサビナ礁での衝突事件に対し深刻な懸念を表明し、日本とフィリピンの連携を強調。

米国務省も中国の行動を非難し、中国海警局の船による中国の危険な行動を批判。

日本の大使はフィリピンを擁護し、中国との衝突があるたびに支持を示している。

 【マニラ、ワシントン共同】遠藤和也駐フィリピン大使は1日、南シナ海のサビナ礁でフィリピンの巡視船が8月31日に中国海警局の船に衝突され、穴が開くなど損傷したことを受け、X(旧ツイッター)で「深刻な懸念」を表明した。米国務省も31日「中国の危険で過激な行動を非難する」とする声明を発表した。

 遠藤氏は投稿で日本は「南シナ海の利害関係国」だと強調。中国を念頭に「武力による一方的な現状変更の試みに反対する」と訴え「日本はフィリピンを支え、海洋における法の支配を支持する」と書き込んだ。

 日本の大使は南シナ海で中国との衝突が起きるたびにフィリピンを擁護する声明を投稿している。