中国当局 福建省住民の台湾の離島・金門島への旅行をまもなく再開と発表、民進党政権をけん制か
AI要約
中国当局は、台湾の離島・金門島への旅行再開を福建省の住民に限定して発表した。国民党の要請を受けた動きで、民進党政権をけん制する狙いがある。
国民党の立法委員が中国当局と会談し、国民党の融和的な姿勢に応え、再開を要望した。中国の対応は、民進党政権をけん制するためのものであると見られている。
中国は2019年以降台湾への個人旅行を禁止していたが、福建省の住民に対しては特例として馬祖島への旅行を解禁し、金門島への再開を決定した。
中国当局は、台湾の離島・金門島への旅行について、対岸にある福建省の住民のみを対象にまもなく再開すると発表しました。台湾の最大野党の要請を受けたもので、民進党政権をけん制する狙いがあるとみられます。
これは22日、中国を訪問していた台湾の最大野党・国民党の立法委員らが、中国の国務院台湾事務弁公室のトップ・宋濤主任と会談し、金門島への旅行再開を要望していたものです。
中国に融和的な姿勢の国民党の要望に応えることで、民進党政権をけん制したものとみられます。
中国は2019年以降、政治的対立から台湾への個人旅行を、新型コロナの感染が拡大した2020年からは団体旅行も禁止していました。今年4月には福建省の住民を対象に、対岸にある台湾の離島・馬祖島への旅行解禁を発表し、今月から再開しています。
