駐韓英大使「男性偏重フォーラム不参加」に…韓国統一部が女性パネル「緊急輸血」

AI要約

駐韓英国大使が男性偏重のパネル構成を指摘し、パネル出席を拒否。それを受けて韓国統一部が女性パネルを追加。

女性パネルが追加され女性比率が増加、全体パネルは27人となり、性別バランスが改善。

国際韓半島フォーラムでは、英国大使の男性偏重指摘が拡大し、統一部が対応して女性専門家を追加した。

駐韓英大使「男性偏重フォーラム不参加」に…韓国統一部が女性パネル「緊急輸血」

駐韓英国大使が男性偏重のパネル構成を公開的に指摘しながらフォーラム出席を拒否した中、韓国統一部が女性パネルを追加した。

統一部によると、来月3日にロッテホテルソウルで開催される2024国際韓半島(朝鮮半島)フォーラム(GKF)の討論セッションのパネルにクォン・ボラム韓国国防研究院研究委員ら女性6人が追加された。女性専門家6人の名前はフォーラムサイトの出席者ページに追加された。

これで女性パネルは1人から7人に増え、全体パネルは27人となった。全体パネルで女性の比率は5%から26%に高まった。従来のパネルはチョン・ジャヒョン延世大教授を除いて20人が男性だった。

行事を4日後に控えて統一部が女性専門家を緊急「輸血」したのは、コリン・クルックス駐韓英国大使がこの行事の男性偏重を公開的に指摘しながら出席を拒否した事実が伝えられたからだ。

これに先立ち在韓英国大使館は28日、「来週開催される2024国際韓半島フォーラムにクルックス大使が出席するのは難しい」とし「在韓英国大使館は性平等の価値を支持する」と明らかにした。

これに対し統一部は「性別、国籍などに関係なく幅広く候補群を選定して接触したが、いくつかの理由で女性専門家らが出席できないことを通知し、やむを得ず今回のフォーラムは多数の男性出席者で構成されることになった」と説明した。

しかし英国大使の行事ボイコットが多数のメディアに報道されたことで、国際行事開催の趣旨が薄れ、政府の男性偏重人事が国際的な恥を招いたという世論に拡大する兆候が表れると、統一部が急いで女性パネルを補強したという。

国際韓半島フォーラムは韓半島情勢と平和統一を議論する場で、統一部が「韓半島国際フォーラム」という名称で2010年から毎年開催している。