EU産ブランデー「不当廉売」 中国、対抗措置を示唆

AI要約

中国商務省がEU産のブランデーが不当に安く輸入され、国内産業が打撃を受けているとの調査結果を発表。

反ダンピング関税の発動をちらつかせ、EUをけん制。

適用しないが、反ダンピング措置を講じない理由はないと報告書。

 【北京時事】中国商務省は29日、欧州連合(EU)産のブランデーが不当に安く輸入され、国内産業が打撃を受けているとの調査結果を発表した。

 対抗策として反ダンピング(不当廉売)関税の発動をちらつかせ、通商分野で摩擦が強まっているEUを強くけん制した。

 報告書は、現時点で制裁関税などは適用しないとしつつ、「反ダンピング措置を講じない合理的な理由はない」と結論付けた。