韓国軍「旭日旗掲げる日本の艦艇、観艦式への参加は決まっていない」

AI要約

来年5月に開かれる国際観艦式に旭日旗と似たデザインの自衛隊旗を掲げる可能性があるが、参加国はまだ確定していない。

韓国海軍が来年5月に釜山で国際観艦式を開催することを決定し、予算案に40億ウォンが盛り込まれる予定。

過去の国際観艦式では主に友好国や防衛産業協力国が招待されており、今回も米国、日本、オーストラリア、カナダ、英国などが招かれる見込み。

韓国軍「旭日旗掲げる日本の艦艇、観艦式への参加は決まっていない」

韓国国防部は29日、来年5月に開かれる国際観艦式に旭日旗と似たデザインの自衛隊旗を掲げる日本の艦艇が参加するだろうとの観測に対し、「どの国が参加するのか決まっていない」と話した。韓国海軍は「現在の招待対象国を検討している」と付け加えた。観艦式は軍統帥権者である国家元首が自国の海上戦力を査閲する行事だ。

韓国海軍は光復(解放)80周年で海軍創設80周年となる来年5月に釜山(プサン)で国際観艦式を開催することにした。これは2018年から7年ぶりだ。韓国政府が来月2日に国会に提出する来年度国防予算案には国際観艦式予算40億ウォンが反映されたという。

韓国海軍はこれまで主に友好国や防衛産業協力国を招待してきた。来年開催される観艦式にも米国、日本、オーストラリア、カナダ、英国などが招かれると予想される。

文在寅(ムン・ジェイン)政権当時の2018年に済州(チェジュ)で開かれた国際観艦式では日本の海上自衛隊は招待対象だったが、旭日旗をめぐる議論の末に参加を見合わせた。当時韓国政府が国民感情を考慮して自衛隊旗を掲揚しないよう求めたが、日本側がこれを拒否した。金大中(キム・デジュン)政権の1998年と李明博(イ・ミョンバク)政権の2008年に開催された国際観艦式では自衛隊旗を掲げる日本の艦艇が参加した。

尹錫悦(ユン・ソクヨル)政権は自衛隊旗掲揚をめぐる議論が韓日の安全保障協力に障害とならないようにする方針だ。