CEO後任人事、憶測さけるため早期に公表=バーレ会長

AI要約

ブラジル資源大手バーレのダニエル・スティーラー会長が、後任CEOの選出スケジュールを大幅に繰り上げて発表した理由について説明。

バーレは予定よりも3カ月早く次期CEOにグスタボ・ピメンタCFOを昇格させることを決定。

スティーラー氏は後任選びの憶測を避けるために人事の公表を早めたと述べた。

CEO後任人事、憶測さけるため早期に公表=バーレ会長

Marta Nogueira

[リオデジャネイロ 27日 ロイター] - ブラジル資源大手バーレのダニエル・スティーラー会長は27日、エドゥアルド・バルトロメオ最高経営責任者(CEO)の後任人事を予定よりも大幅に繰り上げて今週公表したことについて、市場で後任候補を巡る憶測が広まるのを避けるためだったと明らかにした。

バーレが今年に入って公表した後任CEOの選出スケジュールでは、取締役会が9月終盤までに最終候補を3人に絞り込み、12月初旬に後任を決めることになっていた。しかし実際には予定より3カ月も早い今月26日、次期CEOにグスタボ・ピメンタ最高財務責任者(CFO)が昇格すると発表した。ピメンタ氏は2021年からCFO職にある。

スティーラー氏は人事の公表を早めたことについて、「後任選びの進め方を巡りかなり議論があったが、取締役会が責任を持って早期に人選を行うほど良いとの理解に達した」と説明。後任人事を8月に公表することで、「締役会が検討の対象にしなかった候補者の名前が絶えず浮上するという雑音をある程度取り除くことができた」とした。

またスティーラー氏は、ピメンタ氏が年内にCEOとして職務を開始すると述べたが、具体的なスケジュールは示さなかった。