金正恩氏、放射砲の試験発射視察 改良型、配備へ最終段階か

AI要約

金正恩朝鮮労働党総書記が240ミリ口径の放射砲の試験発射を視察し、軍需経済企業が改良型を生産していることが報じられた。

放射砲はロシアへの輸出用との見方があるが、北朝鮮は否定している。ロシアの専門家代表団が訪朝し、経済協力について会談を行った。

金徳訓首相も関わる経済協力強化の取り組みが進められている。

 【北京共同】北朝鮮メディアは28日、金正恩朝鮮労働党総書記が、240ミリ口径の放射砲(多連装ロケット砲)の試験発射を27日に視察したと伝えた。この放射砲は軍需経済を統括する第2経済委員会傘下の国防工業企業所などで生産し、誘導技術や破壊力を向上させた改良型。軍部隊への配備に向けた最終段階にあるとみられる。

 韓国メディアはロシアへの輸出用との見方を報じているが、北朝鮮側は否定している。

 一方、27日にはロシアの専門家代表団を率いて訪朝しているチェクショフ産業貿易省次官が尹正浩対外経済相と会談し、経済協力の強化について議論した。金徳訓首相とも面会した。