マカオの観光名所でスリと置き引き繰り返す…ボスニア・ヘルツェゴビナ人の親子逮捕

AI要約

マカオ治安警察局はボスニア・ヘルツェゴビナ人の母娘を逮捕、スリと置き引きの容疑で捜査を行った。

娘が客から現金を盗んで逃走を図る一部始終が目撃され、警察が介入し犯行が発覚。

2人は犯行を否認し、パートナーを組んでの犯行が明らかになり、加重窃盗罪で起訴されることになった。

マカオの観光名所でスリと置き引き繰り返す…ボスニア・ヘルツェゴビナ人の親子逮捕

 マカオ治安警察局は8月26日、マカオの観光名所で少なくとも3件のスリと置き引きに関与したとしてボスニア・ヘルツェゴビナ人の女2人を逮捕したと発表。2人は同月20日にマカオ入りした親子で、母親(A)が40代、娘(B)は未成年。

 同局によれば、同月23日の昼頃、マカオ半島の世界遺産・モンテの砦(マウント・フォートレス)にある公園で外国人親子とみられる2人組がスーツケース1個を置き引きしたのを目撃した市民が2人を追跡。しばらくして、Aが付近にある土産物店に入り、店内にいた客のバックパックの中から現金の束を盗んだが、被害者が気づいて振り返ったところ、現金をBに手渡し、逃走を図ったという。

 通報を受けた警察が現場に到着し、調査を進めていた際、スーツケースを置き引きされた被害者が現れ、Bが所持していていたものが該当することがわかったことから、Bを詳細調査のため警察署へ連行。同日その後、コタイ地区にある統合型リゾート(IR)の警備部門から前日(22日)に同施設内で別の客に対してスリを行った疑いでAを取り押さえたとする通報が入り、身柄の引き渡しを受けたとのこと。

 なお、同局の調べに対して2人は犯行への関与を否認し、質問への回答も拒否しているというが、捜査で得られた情報を総合し、2人がパートナーを組むかたちで犯行を繰り返したことは明らかとし、2人を加重窃盗罪で検察院送致するとした。