ウクライナ和平へ「全面支援」 印首相、米大統領と電話会談

AI要約

インドのモディ首相が米国のバイデン大統領との電話会談で、ウクライナ訪問と紛争解決への支援を強調。

モディ首相は過去のロシア訪問による懸念を払拭し、和平サミットへの期待を示した。

ゼレンスキー大統領はインドに共同声明署名の期待を示し、平和の早期回復を訴えた。

 インドのモディ首相は26日、米国のバイデン大統領と電話で会談した。

 インド外務省によれば、モディ氏が先週のウクライナ訪問について説明。対話と外交に基づく紛争解決を支持する立場を改めて強調した上で、「平和と安定の早期回復に向け、全面的に支援する」と伝えた。

 モディ氏は7月、伝統的友好国であり、ウクライナ侵攻を続けるロシアを訪問。プーチン大統領と抱擁を交わす親密な様子を見せたことで、米国をはじめ西側諸国から懸念の声が上がっていた。23日のウクライナ訪問でそうした懸念の払拭を図った格好だ。

 首都キーウ(キエフ)でモディ氏と会談したゼレンスキー大統領は和平案を巡って11月にも再び開く「平和サミット」に言及し、インドが6月に見送った共同声明署名に期待を寄せた。