カタール、クウェートとLNG供給契約を締結 期間15年

AI要約

カタールはクウェートに年間300万トンの液化天然ガス(LNG)を15年間供給することで合意した。

クウェートは電力需要を満たすために輸入ガスへの依存度を高め、今回の契約は重要な役割を果たすものとして期待されている。

カタールは世界有数のLNG輸出国としての地位を固めるべく、北油田プロジェクトの拡大を進めている。

カタール、クウェートとLNG供給契約を締結 期間15年

Ahmed Hagagy

[クウェート 26日 ロイター] - カタールは26日、クウェートに年間300万トンの液化天然ガス(LNG)を15年間供給することで合意した。

国営カタールエナジーとクウェート石油公社(KPC)の最高経営責任者(CEO)がクウェートにおけるLNGの長期売買契約に調印した。2025年1月から供給を開始する。

クウェートは、電力需要を満たすために輸入ガスへの依存度を高めている。KPCは石油生産能力の向上を目指す戦略の一環として、自国のガス生産量の増強を目指している。

クウェートは先週ガス供給が滞ったためにこの夏で2度目となる計画停電に直面した。夏の気温は摂氏50度を超える。

KPCのシェイク・ナワフCEOは、この取引は「クウェートの発電において極めて重要な役割を果たす」と述べた。

カタールは今年に入り、世界有数のLNG輸出国としての地位を固めるべく、北油田プロジェクトのさらなる拡大を発表した。