トランプ氏、アフガン撤退巡りハリス氏批判 「混乱の責任追う」

AI要約

トランプ前大統領はアフガニスタン撤退の混乱についてハリス副大統領の責任を追及し、壊滅的な撤退の責任はバイデン大統領とハリス副大統領にあると主張。

自爆攻撃から3年を迎えるこの日、トランプ氏は追悼行事に出席し、アフガン混乱はトランプ政権から受け継いだものだとするハリス氏の声明に反論。

ハリス氏は死亡した米兵を称賛し、トランプ政権のアフガン撤退計画の失敗を批判。

トランプ氏、アフガン撤退巡りハリス氏批判 「混乱の責任追う」

James Oliphant

[ワシントン 26日 ロイター] - 11月の米大統領選を戦う共和党候補のトランプ前大統領は26日、2021年8月の米軍のアフガニスタン撤退を巡る混乱について副大統領として対応した民主党候補のハリス氏の責任を追及した。

撤収完了間際に米兵13人が死亡した自爆攻撃から3年に当たるこの日、トランプ氏は首都ワシントン近郊のアーリントン国立墓地で追悼行事に出席。その後、ミシガン州デトロイトで全米州兵協会が開いたイベントで演説し、「壊滅的」な撤退の責任はバイデン大統領とハリス副大統領にあると主張した。

「アフガニスタンでの屈辱が世界中で米国への信頼と尊敬を崩壊させた」と強調した。

自爆攻撃はアフガンの首都カブールの空港付近で過激派組織「イスラム国」(IS)系勢力が仕掛け、150人以上のアフガン人も犠牲となった。

ハリス氏は声明を出し、死亡した13人の米兵は自分より国を優先した献身的な愛国者で「米国の最も優れたものの象徴」と称賛した。

ハリス氏の報道官はアフガンの混乱はトランプ政権から受け継いだものだと指摘。トランプ政権の4年間に撤退が可能だったにもかかわらずそれができなかったことを、国民の記憶から消し去ろうとしていると批判した。