ガザ停戦交渉「建設的」、詳細詰める作業部会の協議継続=米高官

AI要約

エジプトの首都カイロで行われているパレスチナ地区ガザの停戦交渉は進展しており、具体的な問題を詰めるため作業部会が設置される。

イスラエルとハマスの人質交換が議題に挙がり、交渉は建設的な方向に進んでいる。

レバノンのヒズボラがイスラエルにロケットを発射したが、停戦協議には影響していない。

ガザ停戦交渉「建設的」、詳細詰める作業部会の協議継続=米高官

[ワシントン 26日 ロイター] - 米ホワイトハウス国家安全保障会議(NSC)のカービー戦略広報調整官は26日、パレスチナ地区ガザの停戦と人質解放に向けたエジプトの首都カイロで行われている交渉は「進展しており」、具体的な問題を詰めるため、今後数日間、作業部会による協議が続くと明らかにした。

カービー氏は記者団に対し、交渉が決裂したという見方を否定し、むしろ「建設的だった」と指摘。「実際、より細かい詳細を詰めるために作業部会を設置することが次の論理的ステップであると感じられるところまで進んだ」と語った。

イスラム組織ハマスが拘束している人質とイスラエルが拘束しているパレスチナ人囚人の交換が作業部会が取り組む問題の1つで、詰めるべき詳細には交換される人質の数や身元、解放のペースなどが含まれると述べた。

レバノンのイスラム教シーア派組織ヒズボラは25日、イスラエルによる幹部殺害の報復として、同国に対し数百発のロケット弾と無人機(ドローン)を発射した。イスラエル軍はヒズボラが大規模攻撃を準備していることを事前に察知し、約100機の戦闘機でレバノンの標的を攻撃したと発表した。

しかしカービー氏は、週末の攻撃で停戦協議に影響は及んでいないと述べた。