情勢悪化「求めていない」 対イスラエル報復で イラン外相

AI要約

イラン外相がイタリア外相との電話会談でイスラエルへの報復について慎重な見通しを示す

首都テヘランでの暗殺事件を受けてイランが報復宣言、攻撃先送りを示唆も報復可能性は取り下げない

 【カイロ時事】イランのアラグチ外相が25日、イタリアのタヤーニ外相と電話会談し、イランがイスラエルに宣言した報復に関し「慎重かつ計算されたものになる」との見通しを示した。

 その上で「情勢悪化を恐れてはいないが、求めてもいない」と述べた。国営イラン通信が26日、伝えた。

 イランの首都テヘランで7月末、イスラム組織ハマスの最高指導者が暗殺され、イランはイスラエルの仕業と断じ、報復を宣言。その後イランは攻撃の先送りを示唆したものの、報復する可能性は取り下げていない。