ウクライナ東部でロイター通信スタッフ死亡 ホテルにミサイル攻撃

AI要約

ウクライナ東部ドネツク州クラマトルスクのホテルがミサイル攻撃を受け、ロイター通信のスタッフ1人が死亡。同社のスタッフ6人が宿泊しており、死亡者1人、記者2人が負傷。

攻撃による被害が起きたクラマトルスクはウクライナの支配下にある主要拠点で、支援者やジャーナリストの拠点としても利用されている。

ウォロディミル・ゼレンスキー大統領は攻撃を受け、ロシアを非難し、テロ国家に圧力をかけることの重要性を強調。

ウクライナ東部でロイター通信スタッフ死亡 ホテルにミサイル攻撃

【AFP=時事】ロイター通信(Reuters)は25日、ウクライナ東部ドネツク(Donetsk)州クラマトルスク(Kramatorsk)のホテルがミサイル攻撃を受け、同社のスタッフ1人が死亡したと発表した。

 ロイターが25日に明らかにしたところによると、ホテルにはウクライナ紛争を取材中のスタッフ6人が宿泊していた。1人が死亡したほか、記者2人が病院に搬送された。うち1人は重傷。残り3人は無事だったという。

 ロイターは、安全アドバイザーが死亡したことに「衝撃を受けている」と表明した。

 ウクライナ検察当局によると、24日午後10時35分、ホテルにロシアの弾道ミサイル「イスカンデル(Iskander)」が着弾し、隣接する建物も損壊した。

 クラマトルスクは、ドネツク州でウクライナの支配下にある最後の主要拠点で、支援者や外国人ジャーナリストの拠点としても利用されている。

 ウォロディミル・ゼレンスキー(Volodymyr Zelensky)大統領はこの攻撃を受け、「世界はテロ国家に圧力をかけることをやめてはならない」と、ロシアを改めて非難した。【翻訳編集】 AFPBB News