イスラエル軍とヒズボラが「交戦」 司令官殺害めぐる報復と発表

AI要約

イスラエル軍がヒズボラの攻撃準備を察知し、レバノンを攻撃した。ヒズボラも後に無人機でイスラエルを攻撃。イスラエル軍は自衛行為として行動し、警戒を呼びかけた。

ハガリ報道官はヒズボラの攻撃がエスカレーションを引き起こす危険があると指摘。

事件は7月末のイスラエル軍のヒズボラ司令官殺害への報復とされる。

イスラエル軍とヒズボラが「交戦」 司令官殺害めぐる報復と発表

 イスラエル軍は25日早朝、隣接するレバノンのイスラム教シーア派組織ヒズボラの標的を攻撃していると発表した。ヒズボラがイスラエル領への攻撃準備をしていることを察知したとしている。AP通信などによると、ヒズボラもその後、多数の無人機でイスラエルを攻撃したと発表した。7月末に起きたイスラエル軍のヒズボラ司令官殺害への報復だとしている。

 イスラエル軍のハガリ報道官は25日、「イスラエル軍は、ヒズボラがイスラエル領土に向けてミサイルやロケット弾を発射する準備をしていることを確認した」と述べ、これらの脅威を取り除くための自衛行為として、レバノンの標的を攻撃していると説明した。今後、ヒズボラからのミサイルやドローン(無人機)による攻撃があるとして、警戒を呼びかけた。

 その上で、ハガリ氏は「ヒズボラの攻撃はレバノンとイスラエルの人々、そして地域全体を大規模なエスカレーションに引きずり込む危険がある」と批判した。