米民主党大会で「パレスチナ人に演説の機会を」 代議員が会場入り口で抗議
民主党全国大会でパレスチナ系アメリカ人に演説の機会を求める代議員が抗議行動を起こしました。
一部の代議員は民主党大会でのパレスチナ側の意見の不在を批判し、イスラエル支援に対する抗議を表明しました。
会場ではイスラエル人の親が人質問題に訴える演説が行われた一方、パレスチナ側の立場は演説機会を得られませんでした。
アメリカ大統領選に向けて開かれた民主党の全国大会で、一部の代議員が会場の入り口に座り込み、パレスチナ系アメリカ人に演説の機会を与えるよう抗議しました。
記者
「会場の入り口のすぐそばで、座り込み抗議をしている代議員がいます」
アメリカ・シカゴで開かれた民主党大会では、十数人の代議員がパレスチナ系アメリカ人にも演説をする機会を与えるよう求め、会場の入り口に夜通しで座り込みました。
代議員
「たった5分だけでも、陣営は民主党大会のステージでパレスチナ側の意見を伝える機会を作らなかった。これはとても失礼で、侮辱的なことです」
バイデン政権がイスラエルを支援していることに抗議し、一部の代議員はハリス副大統領への支持を“未定”としています。
民主党大会では、息子が人質に取られたイスラエル系アメリカ人の両親が演説し、人質の解放と停戦を訴えた一方、パレスチナ側の立場の人の演説は行われませんでした。