イスラエル駐留、交渉の焦点に 仲介国、ガザ停戦案を協議

AI要約

米国とイスラエル、エジプトの高官がカイロでガザ停戦に向け協議

イスラエルの境界地帯軍駐留継続を巡り交渉、ハマスとエジプトが拒否姿勢

国際部隊の駐留案が浮上もイスラエルは否定、再武装防止がネタニヤフ氏の主張

 【カイロ時事】米国とイスラエル、エジプトの3カ国政府高官は22日、エジプトの首都カイロで、パレスチナ自治区ガザでのイスラエルとイスラム組織ハマスの停戦に向けて協議した。

 イスラエルが主張するガザ南部の対エジプト境界地帯での軍駐留継続について話し合ったもよう。米メディアなどが報じた。

 イスラエルのネタニヤフ首相は境界地帯「フィラデルフィ回廊」などへの軍駐留継続を強硬に主張。ハマスがガザからの軍撤退を求めているほか、エジプトもイスラエルと1979年に締結した平和条約に違反するとして、拒否する姿勢を示しているとされ、軍駐留継続が停戦交渉の障害となっている。

 回廊の管理を巡っては、国際部隊を駐留させる案が浮上し、検討されていると報じられた。だが、イスラエル首相府は22日に声明を出し、報道を否定。ハマスの再武装を防ぐためとして、ネタニヤフ氏が「回廊を管理する原則」を主張していると説明した。