中国、トウ小平氏の生誕120年 習指導部、路線継承を強調

AI要約

中国は22日、故トウ小平氏の生誕120年を迎えた。各紙はトウ氏の功績をたたえ、習近平指導部が改革路線を継承していると報じられた。

習国家主席は経済運営で「改革の深化」を進め、改革・開放路線の継承を印象付けている。ただし、習氏の中国式現代化への姿勢には批判もある。

習指導部は、米欧の批判に対する警戒心を持ちながらも、中国の繁栄を目指し改革・開放路線の進化を図っている。

中国、トウ小平氏の生誕120年 習指導部、路線継承を強調

 【北京共同】中国は22日、改革・開放路線への転換を主導した故トウ小平氏の生誕120年を迎えた。中国各紙はトウ氏の功績をたたえ、習近平指導部がトウ氏の路線を引き継ぎ、さらなる繁栄を成し遂げるなどとする記事を掲載。トウ氏の写真を印刷した記念切手が発売された。習国家主席は経済運営で「改革の深化」を進めると強調しており、改革・開放路線の継承を印象付けたいとみられる。

 米欧から学ぶ姿勢を示したトウ氏とは対照的に米欧と異なる発展モデル「中国式現代化」を目指す習氏は改革・開放路線に逆行しているとの指摘が米欧から出ており、習指導部はこうした見方が広がるのを警戒している。