スペイン地中海沿岸のリゾート地で水道水が使えず、当局が給水所設置 干ばつで塩分濃度上昇

AI要約

スペイン東部のリゾート地で飲料水が不足し、住民が給水所で長蛇の列を作っている。

干ばつが深刻化し、水道水の塩分濃度が上昇して安全ではないと判断されたため、給水所が設置された。

環境活動家は過剰な開発や気候変動、オーバーツーリズムが問題をさらに深刻化させていると指摘している。

スペイン地中海沿岸のリゾート地で水道水が使えず、当局が給水所設置 干ばつで塩分濃度上昇

スペイン東部のリゾート地である、コスタブランカ沿岸の複数の町で水道水が使えなくなり、住民が飲料水を求めて給水所に行列を作っている。深刻な干ばつで塩分濃度が上昇、飲用や調理には安全でないと当局が判断したためだ。

住民

「水は使えない、飲めない、料理もできない、歯磨きもできない。コーヒーも何もかもダメだ。ひどい状況だ。週に20リットルの水の供給を受けられる。異なる時間帯に繰り返し給水を受けることはできるが、容器を持って自分で水を汲みにいかなければならない」

貯水池の水位が下がり塩分濃度が上昇したため、一部の地域では水道水は飲用や調理には安全でないと当局が判断。給水所を設置した。

環境活動家らは、過剰な開発や気候変動、そして夏になると地中海の人気観光地に旅行者が殺到するいわゆるオーバーツーリズムが、問題をさらに深刻にしていると指摘する。