民主党ウォルズ氏、中間層に照準 副大統領候補、「庶民派」訴え
AI要約
イリノイ州シカゴで行われた民主党大会では、副大統領候補ウォルズ氏が指名受諾演説を行い、中間層や労働者層の支持拡大を図ると共に、トランプ前大統領に勝利する決意を示した。
大会のテーマは「私たちの自由に向けた闘い」で、人工妊娠中絶やLGBTQの権利擁護を強調し、トランプ氏への対決姿勢を鮮明にした。
無所属候補のロバート・ケネディ・ジュニア氏がトランプ支持を表明し、撤退する計画を報じられている。
【シカゴ共同】11月の米大統領選で政権維持を目指す民主党は21日、イリノイ州シカゴで大会3日目を迎えた。党副大統領候補ウォルズ・ミネソタ州知事（60）が指名受諾演説に臨む。「庶民派」をアピールし、選挙結果を左右する中間層や労働者層の支持拡大を狙う。初の女性大統領を目指すハリス副大統領（59）を支え、共和党候補トランプ前大統領（78）に勝利する決意を示す。
この日の大会テーマは「私たちの自由に向けた闘い」。人工妊娠中絶やLGBTQ（性的少数者）の権利擁護の重要性を打ち出し、人種や性別間の格差是正の必要性を強調。これらの権利軽視が指摘されるトランプ氏への対決姿勢を強める。
一方、ABCテレビは21日、無所属候補の弁護士ロバート・ケネディ・ジュニア氏（70）が週内に撤退する計画だと報じた。トランプ氏支持を表明する見通しだとしている。
副大統領候補は「ランニングメート（伴走者）」と呼ばれ、大統領候補の弱点を補う重要な存在だ。白人男性で元高校教師などの経歴を持つウォルズ氏は激戦州が多い中西部出身。
