《ブラジル》「私の名はディズニーランド」=父の夢果たしにオーランドへ

AI要約

6人兄弟がディズニー愛から名前を付けられ、父の夢を実現するためにディズニーランドを訪れる話題の記事。

子供の名前について、家族の思いや過去の苦労、そして今のユーモアについて語られている。

ブラジルの法律で名前の変更が可能であるが、兄弟たちはそれぞれのディズニー名を変更するつもりはないと語る。

《ブラジル》「私の名はディズニーランド」=父の夢果たしにオーランドへ

 父親のディズニー愛から名前を付けられた、北東部出身の6人兄弟が話題になっている。兄弟全員の名前には「ディズニー」に由来する要素が含まれており、子供の頃にはその名前が理由でからかわれることもあったが、今ではユーモアとして乗り越えている。父親の夢はディズニーランドを訪れることだったが20年前に他界。彼らは米国ディズニーランドを訪れて、父親の夢を実現したいと考えていると20日付G1が報じた。

 子供の名前を決めることは、どの家族にとっても人生の重要な瞬間だ――。

 長男ディズニー・ナシメント・デ・パウロさん(Disney、48歳)によると、彼が生まれた時、母親は名前の提案に反対したが、最終的には夫の説得に折れたという。

 ディズニーさんの次に、ライミドニー(Raimidney)、ディスリー(Disley)と続き、4番目に生まれた女の子にはずばりディズニーランディア(Disneylândia、「ディズニーランド」のポルトガル語)、シルネイ(Sirney)、末っ子にはシドニー(Sidney)と命名された。

 ディズニーさんは「父はウォルト・ディズニーの熱烈なファンで、漫画コミックを読み、ディズニーランドに行くのが夢でした。だから僕にはディズニーと名付け、その後の子供たちの名前の末尾に『ey』と付けてディズニー風にした」と説明した。

 彼は、子供の頃に名前が同級生たちの間で冗談やからかいの対象になったが、兄弟は誰一人として名前を変えようとは考えなかったと語る。父親は憧れのディズニーランドに足を踏み入れることなく他界。それから20年が経った今、兄弟の夢は米国オーランドの「ウォルト・ディズニー・ワールド」を訪れることだ。

 「僕らが子供の頃、珍しい名前のために辛い思いをしました。特に妹が一番苦しんだと思います。当時、父の友人で弁護士だった人が名前を変えることを提案してくれたけど、誰もそれを望みませんでした。今日、妹はディズニーキャラクターのグッズやぬいぐるみを集めていて、父に似てきました。僕らはそれを父のユーモアとして受け止めています」と話した。

 6人兄弟で唯一の女子であるディズニーランディア・ナシメント・デ・パウラさん(45歳)は、父親のディズニーへの情熱を受け継ぎ、多くのディズニー関連グッズをコレクションしている。1986年6月までは、彼女がこの名前を持つ唯一のブラジル人だったという。

 ディズニーランディアさんは「私たちの夢は父親の願いを実現すること。どこへ行っても私の名前は人々の好奇心を引きます。ディズニーランディア(ディズニーランド)にディズニーランディアが行ったらどんなにクールでしょう!」と冗談を言った。

 ブラジルの法律では新生児の名前は、出生届を提出から15日以内であれば変更可能だ。18歳以上の人は誰でも、理由を示すことなく名前の変更を申請することができ、裁判所の介入や元の登記所で手続きをする必要などもない。