米大統領、極秘核戦略を3月に承認 中国の脅威に照準=NYT

AI要約

バイデン米大統領が極秘の核戦略計画を承認したと報じられた。

改訂された核使用ガイダンスは議会に通知される予定で、中国の核軍拡に対処する戦略見直しが含まれる。

ホワイトハウスは、特定の脅威への対応ではない新たな核兵器使用計画ガイダンスの存在を認めた。

米大統領、極秘核戦略を3月に承認 中国の脅威に照準=NYT

[ワシントン 20日 ロイター] - バイデン米大統領が3月、中国の核軍拡に対する米国の抑止戦略を初めて見直す極秘の核戦略計画を承認したと、米紙ニューヨーク・タイムズ(NYT)が20日報じた。

報道によると、ホワイトハウスは「核使用ガイダンス」と呼ばれる改訂戦略をバイデン氏が承認したことを発表していない。同氏が退任する前に、改訂に関する機密扱いでない通知が議会に送られる予定という。

NYTによれば、政権高官2人は最近の講演で戦略見直しに暗に言及することが認められた。戦略は約4年ごとに更新されているという。

ホワイトハウスのサベット報道官は「現政権は過去4政権と同様に『核態勢見直し』と『核兵器使用計画ガイダンス』を出した」とした上で、「ガイダンスの具体的な内容は機密だが、その存在は決して秘密ではない。今年出されたガイダンスは特定の団体、国、脅威への対応ではない」と述べた。