スウィフトさんの偽画像投稿 トランプ氏、支持装い炎上 米大統領選

AI要約

米大統領選で返り咲きを目指すトランプ前大統領が、スウィフトさんを支持しているかのように見える偽画像を投稿し、ファンの反発を受けている。

トランプ氏はスウィフトさんの人気を利用しようとしたが、かえって炎上を招いた。スウィフトさんは2020年の大統領選でバイデン大統領を支持し、今回は立場を明らかにしていない。

スウィフトさんのファン団体はAIを使う必要はないと指摘し、ハリス副大統領を支持する姿勢を示している。

スウィフトさんの偽画像投稿 トランプ氏、支持装い炎上 米大統領選

 【ワシントン時事】11月の米大統領選で返り咲きを目指すトランプ前大統領が、米人気歌手テイラー・スウィフトさんが自分を支持しているかのように見える偽画像をSNSに投稿し、ファンの反発を浴びている。

 絶大な人気を誇るスターを利用しようとしたとみられるが、かえって「炎上」を招く結果となった。

 トランプ氏が投稿したのは18日。スウィフトさんやそのファンの複数の画像に「私は(支持を)受け入れる!」とのメッセージを添えた。

 そのうちの1枚はスウィフトさんが米国を擬人化した「アンクル・サム」に扮(ふん)し、トランプ氏への投票を呼び掛ける画像で、人工知能(AI)で生成されたものだった。「トランプ支持のスウィフティーズ(スウィフトさんのファン)」と書かれたTシャツを着た若い女性らの画像もあった。

 スウィフトさんは2020年の大統領選では民主党のバイデン大統領を支持した。今回は立場を明らかにしていないが、人種的・性的少数派(マイノリティー)や人工妊娠中絶の権利の擁護など、民主党寄りの発言を繰り返している。

 民主党のハリス副大統領を支持するスウィフトさんのファン団体は米メディアで「われわれは全てのファンを代表しているわけではないが、ハリス氏支持を示すのにAIは必要ない」と指摘した。