「勝利が見える」「トランプは偽の神様」…「ハリス擁立」5万人集結

AI要約

民主党員や代議員らは、カマラ・ハリス副大統領に勝つ自信を示し、全党大会の開催に向けて準備を行っている。

ハリス氏の支持率が上昇し、ハリス副大統領候補としての活動が注目されている。

バイデン大統領や民主党関係者の演説やイベントには、熱狂的な支持が集まっており、党大会に期待が高まっている。

「勝利が見える」「トランプは偽の神様」…「ハリス擁立」5万人集結

全党大会を翌日に控えた18日(現地時間)、米イリノイ州シカゴに集結した民主党員や代議員らは、カマラ・ハリス副大統領がドナルド・トランプ前大統領に勝つという自信を示した。高齢問題などで低迷していたバイデン大統領の遊説会場とは雰囲気が一変した。

シカゴには19日から22日まで行われる全党大会期間中、代議員約5000人、ボランティア約1万2000人など約5万人が集まるものと予想される。党大会が開かれるユナイテッドセンター前で会った民主党員でボランティアのシンシア・ウォーカーさんは「ハリスが出た後、最も変わった変化は沈滞していた民主党支持者が活力を取り戻し、勝利に対する可能性に興奮し始めたという点」と話した。

シカゴのミッドウェー空港で代議員を案内したスーザン・ルイスさんは「共和党の全党大会にも行ってみた」という記者の言葉に「トランプの自慢と彼らだけの偽の神様(fake god)作りをした共和党全党大会とは全く違うはずだ」とし「民主党が追求する多様性と包容、統合のメッセージを共和党とよく比較してほしい」と求めた。ニュージャージー州を代表する代議員として出席した韓国系のチャン・ソングァンさん(34)は「今回の全党大会は真の統合を誇示する場にならなければならない」とし「バイデンの辞退を促した人とバイデンに味方した人、民主党に失望して去った人まで拡大しなければならない」と強調した。

民主党支持者の自信は、数値でも確認されている。この日、ワシントンポスト(WP)とABC放送は、イプソス社と共同で行った世論調査の結果、ハリス氏が49%の支持率で45%に留まったトランプ氏を上回ったと明らかにした。同日正午(現地時間)基準、米国選挙分析業者リアル・クリア・ポリティクスによると、ベッティング業者7社はハリス副大統領の平均勝利確率が51.3%で、トランプ前大統領(47.3%)より高いと見た。

ハリス氏は同日、副大統領候補指名者のティム・ワルツ・ミネソタ州知事とともに、最大の競合州のペンシルベニアをバスで回り、雰囲気を高めた。ハリス氏は有権者に電話をかけて支持を訴える一方、ロチェスターでの演説では不法移民者追放と「公務員の入れ替え」を予告したトランプ氏について「人を叩き壊すことに関心がある臆病者」とし、「リーダーの真の力は誰かを叩き伏せるのではなく持ち上げるかにかかっている」と批判した。

バイデン大統領は、党大会初日の19日、ハリス副大統領の大統領選街道の扉を開く演説を行う予定だ。20日にはバラク・オバマ元大統領夫妻、21日にはビル・クリントン元大統領とワルツ氏に続き、22日にはハリス候補の受諾演説で党大会は最後を飾る。

全党大会期間中、バイデン政権の中東政策を糾弾する数万人の親パレスチナデモが会場周辺に予告され、緊張が高まっている。ベトナム反戦デモの真っ最中だった1968年、民主党の全党大会が開かれたシカゴでは、反戦デモ隊と警察が衝突し、流血騒動に発展したことがある。同日、地元警察は党大会会場のいたるところを統制していた。ユナイテッドセンターに入場するためには、3種類の身分証を提示しなければならず、厳格な所持品検査を受けなければならなかった。