2.5億円相当のコカイン相次ぎ発見、ハリケーンで漂着か 米フロリダ州

AI要約

ハリケーン「デビー」が通過したフロリダ州の海岸で大量のコカインが漂着。

1つ目の発見では約31キロ、2億5千万円相当のコカインが発見される。

2つ目の発見では約25キロ、推定62万5千ドル相当のコカインが浮かんでいた。

(CNN) ハリケーン「デビー」が通過した米フロリダ州の海岸で、重さおよそ45キロ、末端価格で約160万ドル(約2億5000万円)相当のコカインが漂着しているのが見つかった。

米税関・国境警備局(CBP)によると、8月4日にフロリダ州南端フロリダキーズにあるイスラモラーダの海岸で、コカインの入った袋25個が見つかった。

発見者の通報でこの日見つかったコカインは約31キロ、末端価格は100万ドル超と推定されている。

CBPマイアミ支部は、大量のコカインの写真をX(旧ツイッター)に投稿した。

その1週間後の12日、同州コリアー郡保安官事務所は、末端価格50万ドル相当以上のコカインが、メキシコ湾に面したエバーグレーズシティー付近の水面に浮いているのが見つかったと発表した。

同地でボートに乗っていた人が、マングローブ林の水面に浮いている不審物を発見して通報。当局が調べたところ、約25キロのコカインが、1キロずつ個別に包装されて、電子レンジほどの大きさの袋に詰められていた。当局によると、末端価格は推定62万5000ドルとされる。

包装にはフジツボが付着していたことから、かなり前のものだったと思われ、コリアー郡保安官事務所などが出所を捜査している。

捜査当局は今回漂着したコカインについて、デビーなどの暴風雨で東海岸から潮流に乗って運ばれてきた可能性が大きいと推定している。

麻薬密輸業者はボートや潜水艦を使って海上ルートで米国に薬物を持ち込もうとすることがあり、しけに遭ったり船が故障したり捜査当局に遭遇したりすると、摘発を免れる目的で薬物を海上に投棄することがあるという。