タイ新首相、正式に就任 ペートンタン氏、国王承認

AI要約

タイ下院でタクシン元首相派のペートンタン党首が新首相に選出され、ワチラロンコン国王の承認を受けて正式に就任した。タイ史上最年少の首相となる彼は、職務に最大限の忠誠を示す意向を表明した。

ペートンタン党首は組閣作業を開始し、新政権の発足が近づいている。タクシン派主導の大連立政権が続く見通しで、王室や国軍との関係も強化される。

タイでは前首相が解任され、タクシン氏の次女であるペートンタン氏が新首相に選ばれた。政治の動きが活発化している中、新首相の行動が注目される。

 【バンコク共同】タイ下院で新首相に選出されたタクシン元首相派「タイ貢献党」のペートンタン党首(37)は18日、ワチラロンコン国王の承認を得て首相に正式に就任した。タイ史上最年少の首相。首都バンコクの党施設で演説し「最大限の忠誠で職務を遂行し、国家と国民のために働く」と表明した。

 組閣作業を開始し、近く新政権が発足する。王室や国軍と関係が深い保守派と組むタクシン派主導の大連立政権が維持される。

 タイでは14日に当時のセター首相が、閣僚人事に倫理規定違反があったとする憲法裁判所の判断で解職された。タイ下院は16日にタクシン氏の次女のペートンタン氏を新首相に選出した。