タイ首相に史上最年少37歳のペートンタン氏 タクシン元首相の次女

AI要約

タクシン元首相の次女である37歳のペートンタン・シナワット氏が、信任投票によってタイの新首相に選ばれた。

ペートンタン氏は政治経験がほとんどないが、タクシン派のタイ貢献党党首として活動してきた。

新首相選は、前首相の解任に伴い行われ、319票の賛成によって過半数の信任を得た。

タイ首相に史上最年少37歳のペートンタン氏 タクシン元首相の次女

 タイ下院は16日、首相指名選挙を行い、タクシン元首相の次女でタイ貢献党党首のペートンタン・シナワット氏(37)を新首相に選んだ。タイでは最年少の首相就任だ。

 ペートンタン氏は、タクシン氏のビジネスを引き継いだ後、昨年10月、タクシン派のタイ貢献党党首に就任。政治経験はほとんどない。

 新首相選は、貢献党出身のセター首相が14日、閣僚人事をめぐり憲法裁判所の解任命令で失職したのを受けて行われた。ペートンタン氏のほかに候補者が出ず、信任投票となった。

 タクシン派のほか、親軍保守派や中道派などから賛成が319票、憲法裁命令で解党されたばかりの前進党の後継政党・国民党などから反対が146票で、過半数の賛成で信任された。