バイデン氏とハリス氏、メディケア薬価引き下げを歓迎

AI要約

バイデン政権がメディケア利用者向けに10種類の薬価引き下げを発表。バイデン大統領はビッグ・ファーマに勝利を宣言。

ハリス副大統領も「製薬会社の責任を追及し、薬価引き下げに取り組んできた」と述べる。

インフレ抑制法による薬価引き下げは2022年に成立し、メルクやボノルディスクの製品が大幅に値下げされる。

バイデン氏とハリス氏、メディケア薬価引き下げを歓迎

Jeff Mason Patrick Wingrove Trevor Hunnicutt

[ラーゴ(米メリーランド州)/ワシントン 15日 ロイター] - バイデン政権は15日、高齢者向けの公的医療保険「メディケア」の利用者が服用する10種類の薬価を引き下げることで製薬会社と合意したと発表。バイデン大統領は「我々はついにビッグ・ファーマ(大規模製薬会社)を打ち負かした」と成果を強調した。

バイデン氏はこの日、大統領選の民主党候補ハリス副大統領と共に東部メリーランド州ラーゴの集会に登壇。ハリス氏について「素晴らしい大統領」になるだろうと称賛した。

2022年に成立したインフレ抑制法は、約6600万人をカバーするメディケアに対し、大手製薬会社に薬価引き下げを求められる交渉権を初めて与えた。新価格は26年1月から導入する。

ハリス氏は「私のキャリア全体を通して製薬会社の責任を追及し、処方薬のコストを下げるために働いてきた」と述べ、「メディケアは、その(団体交渉)力を使い、大手製薬会社と直接対決し、薬価引き下げの交渉をすることができる」と述べた。

政府によると、メルクの糖尿病治療薬「ジャヌビア」の価格が最も引き下げられ、79%の値下げとなる。ボノルディスクのインスリンアスパルト製剤は76%の値下げとなる。