女性のコップにこっそりと白色の粉を混ぜた男性…市民の目撃・通報で御用=韓国

AI要約

ソウルの居酒屋で、50代男性が女性の酒に麻薬成分を混ぜようとした事件が発生。

男性は逮捕され、麻薬類管理法違反および特殊傷害未遂容疑で処罰される可能性が高い。

以前にも同様の事件があり、実刑判決が下された事例が示唆されている。

女性のコップにこっそりと白色の粉を混ぜた男性…市民の目撃・通報で御用=韓国

4月3日午後10時ごろ、ソウル江北区水踰洞(カンブック・スユドン)にある居酒屋。

ホンさん(21)は交際相手の女性と一緒に映画を見た後、「チメク(チキン&ビール)」を楽しんでいた。そのようなホンさんの目に怪しい光景が飛び込んできた。

ホンさんの隣の席に座っていた50代男性Aさんは一緒に座っていた女性2人としばらく席を外していたがしばらくしてホールに戻ってきた。そして袖から白色粉が入ったビニール袋を取り出して同席女性の酒のコップに粉をこっそりと混ぜた。当時、女性2人はトイレに行くために席を外した状態だったという。女性が席に戻るとAさんは乾杯しようと行ってコップを空にするように勧めた。

他人の酒のコップにこっそりと薬を入れる怪しい姿にホンさんは「もしや」と思った。ホンさんはすぐに警察に通報し、現場に到着した警察官は調査に着手した。Aさんは「そのようなことはない」と行って犯行を頑なに否定した。

しかしソウル江北(カンブク)警察署の捜査の結果、Aさんが当時一行の酒のコップに混ぜた白色の粉は麻薬類成分だったことが明らかになった。Aさんは調査の過程で容疑を否定したが、警察は麻薬類管理法違反および特殊傷害未遂容疑でAさんに対する拘束令状を申請した。2日に拘束されたAさんは4日後に検察に送検された。

警察はAさんが前もって麻薬類薬物を準備した後、その場で出会った被害者に対して犯行に及んだと把握した。「このような薬物は特別な味や臭いを感じられず、相手に知られないように酒に入れて追加犯行を起こす場合が多い」と警察は伝えた。

Aさんの犯行と類似の事件で実刑が宣告された事例がある。昨年9月仁川(インチョン)地裁刑事7単独ムン・ジョンチョル判事は麻薬類管理に関する法律違反(向精)容疑で起訴されたB被告(62)に懲役2年6月を宣告した。Bは昨年4月、仁川東区にあるレストランで、初めて会った女性にこっそりと麻薬を入れた酒を飲ませた容疑で裁判に渡された。

警察はホンさんに14日、感謝牌を贈呈した。ホンさんは中央日報の電話取材に対して「繁華街の中心で起きたことなのでまだ信じられない」とし「私だけでなく、他の誰であっても警察に通報しただろう」と話した。