仕事・旅行しやすい韓国の「マイアミ」…釜山、外国人観光客300万時代開く

AI要約

釜山(プサン)は「暮らしやすく、仕事と旅行がしやすい世界トップ100都市」に選ばれ、米雑誌「フォーブス」で67位にランクイン。

世界トップ100都市の1位から9位にはロンドン、パリ、ニューヨーク、東京、シンガポール、ドバイ、サンフランシスコ、バルセロナ、アムステルダムが入る。

釜山は自然環境と都市インフラが調和し、観光活性化や外国人観光客300万人時代を目指すビジョンと戦略を打ち出している。

仕事・旅行しやすい韓国の「マイアミ」…釜山、外国人観光客300万時代開く

釜山(プサン)は「暮らしやすく、仕事と旅行がしやすい世界トップ100都市」の一つに選ばれた。

15日、釜山市によると、米国有力雑誌「フォーブス(Forbes)」は8日「世界で暮らしやすく、仕事と旅行がしやすい都市100選」という内容の記事を伝えた。このなかで釜山は67位にランクインしている。今回の報道はグローバルコンサルティング会社「Resonance」が発表した「2024世界最高の都市評価報告書」を引用した。全体順位はResonanceが発表した「2024世界最高の都市評価報告書」で確認することができる。都市ランキングは経済・文化・生活環境などさまざまな要素を総合的に評価して選定したという。

世界100都市のうち1位から9位まではロンドン・パリ・ニューヨーク・東京・シンガポール・ドバイ・サンフランシスコ・バルセロナ・アムステルダムが占めた。韓国ではソウル(10位)と釜山が100位内に入った。釜山が100位内にランクインしたのは今回が初めてだ。

釜山は自然環境と現代的な都市インフラ施設が調和している点が高い評価を受けた。特に、この報告書は釜山を韓国の「マイアミ」と表現して、国内・外旅行者が休息のために多く訪れる場所だと表現した。また、国際的な行事や文化活動が都市の魅力をより一層引き上げる役割を果たしていると説明した。

釜山観光公社が発表した外国人観光客入国動向をみると、釜山を訪問した外国人観光客数はコロナ禍以前の2019年と比較して90%水準まで回復したことが分かった。釜山は昨年、世界的なオンライン旅行会社「Trip.com」が選定した「人気急浮上旅行地 グローバルTOP2」に入り、ナショナルジオグラフィック「2023年息を飲むほど素晴らしい旅行地と旅行体験25」にアジア都市では唯一ランクインした。6月にはニューヨーク・タイムズが紹介する美しいビーチのある都市5カ所に含まれた。

こうした中、釜山市は2026年までに外国人観光客300万人時代を達成するという目標を明らかにした。市は13日「ウィンダムグランド釜山」で朴亨埈(パク・ヒョンジュン)市長の主宰で開枯れた「第19回釜山未来革新会議」でこのような内容を包含した「グローバル観光ハブ都市に跳躍するためのビジョンと戦略」を発表した。

市が発表した「海外観光客300万時代、グローバル観光ハブ都市釜山跳躍」のためのビジョンと戦略は、計5個の戦略と15個の課題で構成された。

まず、市は世界が注目するグローバル観光魅力都市の造成をめざして文化観光・ワーケーション・夜間観光・グルメ観光など釜山だけが持つ最上級(ハイエンド)観光コンテンツを集中的に育成することにした。また、国連世界韓国機構(UN Tourism)アカデミー・総会の誘致と国際観光サミット拡大などを通したグローバル観光都市として先導的な役割を果たすという戦略も打ち出した。あわせて外国人観光客専用の「ビジット釜山パス」「釜山ペイ(BUSAN Pay)」の活性化、釜山シティツアーバス路線の多様化なども推進する。

朴市長は「釜山のブランド価値が急上昇して世界の人々が注目する観光都市に浮上している」とし「コロナ禍で減った外国人観光客の回復と同時に消費額も急増していて、今が釜山観光成長のゴールデンタイムだ」と話した。