【ベトナム】香港の床材製造CFL、北部に工場建設
香港に拠点を置くCFLフローリングが、ベトナム北部に新工場を建設し、第4四半期に出荷を予定している。
新工場では複雑な加工が必要な床材を製造し、代替エネルギーを活用してCO2排出量削減に取り組む。
同社はベトナムで他に2カ所の工場を持ち、世界情勢の不確実性に対するリスク分散を図っている。
香港に拠点を置き床材の製造・販売を手がけるCFLフローリングは12日、ベトナム北部ハイフォン港近くで新たに工場を建設しており、同工場からの出荷開始が第4四半期(10~12月)になる見込みだと発表した。
工場の敷地面積は約6万9,677平方メートル。新工場ではベトナム南部にある既存工場で生産する床材と比べてより複雑な加工が必要な石材プラスチック複合材(SPC)やタイルなどを製造する見込み。
工場では代替エネルギーを活用することで、製造段階の二酸化炭素(CO2)排出量削減にも取り組む。
トム・バン・ポイヤー最高経営責任者(CEO)は、地政学的にも経済的にも世界情勢に不確実性が多い中、ベトナム拠点の拡大はリスク分散につながるとの見方を示した。
同社はベトナムで南部ホーチミン市2カ所に工場を有しているほか、米ジョージア州や中国にも製造拠点を持つ。