あるミレニアル世代が、2つのフルタイムの仕事に加えてフリーランスとして起業した方法(海外)

AI要約

ミレニアル世代の男性が過剰就業を通じて収入を増やし、妻の働き方や起業への自信にも繋がったエピソード。

仕事と副業の両方を通じて20万ドル近くを稼ぎ、経済的自由を手に入れた彼のストーリー。

過剰就業による経済的利益や自己成長を経て、彼の将来の可能性と過剰就業の持続可能性について考察されたエピソード。

あるミレニアル世代が、2つのフルタイムの仕事に加えてフリーランスとして起業した方法(海外)

カリフォルニア州に住むあるミレニアル世代は、2023年、2つのフルタイムのリモートワークを密かに掛け持ちして、20万ドル近くを稼いだという。

彼の「過剰就業」によって、妻はパートタイムで働くことができ、起業する自信が生まれたという。

父親になったことで「経済的自由」を手に入れるモチベーションがさらに高まったと彼は話している。

2021年、パトリック(Patrick)は時間を持て余していることに気付いた。

リモートで行うアカウントマネージャーとしての仕事は、1日8時間フルに働く必要はなかったと彼はBusiness Insiderにメールで語った。当時、仕事以外で彼ができることは、新型コロナウイルスのパンデミック関連の制限によって限られていた。

そこで彼は思いついた。収入と専門スキルを高めるために副業を探せばいいのだ、と。

このアイデアが彼の人生を変えた。

カリフォルニア在住の34歳のパトリックは2023年、密かにフルタイムのリモートワークを2つこなし、副業としてフリーランスの仕事もこなしながら、20万ドル(約3073万円)近くを稼いだ。この追加的な仕事によって、彼の2023年の収入はおよそ70%増加した。

この追加の収入のおかげで、パトリックは借金を返済し、家の改築を行い、賃貸物件に投資し、貯蓄を増やすことができた。さらには、フルタイムの仕事の両方を合わせても、平均して週に20時間しか働いていないと彼は話している。

このことはまた、彼と彼の妻に2つの大きな贈り物を与えた。彼の妻にとっては、フルタイムの仕事をパートタイムの仕事に切り替えることが可能になり、子育てもっと時間が割けるようになったのだ。

パトリックにとって、このことが「経済的自由」を達成するのに役立っている。「経済的自由は、自ら経営者となり、安定した収入を得ることでのみ得られる」と彼は話す。

「過剰就業のおかげで、自分のビジネスを始めるためのスキルを学び、自信を得ることができている」と彼は語った。

パトリックは、収入と雇用の安定性を高めるために複数のリモートワークを密かにこなす「過剰就業」してるアメリカ人の一人だ。Business Insiderは、仕事を掛け持ちする20人以上にインタビューした。彼らは複数の仕事をこなし、年間100万ドル(約1億5374万円)もの収入を得ており、その余剰収入を学生ローンの返済、退職後のための貯蓄、高額な休暇やダイエット薬の購入に充てていた。

一部の企業は、従業員が他の仕事をすることを容認しているかもしれないが、承認なしにそれを行うと後になって災難を招く可能性がある。さらにリモートワークを巡る競争や、オフィス復帰の義務化、燃え尽き症候群などによって、いくつかの仕事を同時にこなす一部の人たちは、過剰就業が持続可能かどうかを疑問視している。

パトリックは過剰就業の経験がどのようにして起業まで至ったのか、そして今後も過剰就業を続けるのかどうかについて語った。

パトリックは2020年から同じ会社でリモートで仕事をしているが、この4年半の間に他の仕事内容は大きく変化した。