「ブルダックがまた」…今年上半期に歴代最大の営業利益をあげた韓国食品メーカーの三養食品

AI要約

三養食品は、ブルダック炒め麺の海外需要増加に伴い、史上最大の営業利益を記録した。

四半期ごとの売上や利益は過去最高を更新し、海外市場での売上も大幅に伸びた。

欧州市場攻略のために新たな法人設立を行い、今後も輸出規模を拡大する方針だ。

「ブルダックがまた」…今年上半期に歴代最大の営業利益をあげた韓国食品メーカーの三養食品

ユーチューブ(YouTube)で流行した「ブルダック炒め麺チャレンジ」をはじめ、海外でのブルダック炒め麺の需要が大きくのびた中で、メーカーの三養(サムヤン)食品が今年4-6月期と上半期に歴代最大の営業利益を収めた。

三養食品は4-6月期の連結基準の売上と営業利益がそれぞれ4244億ウォン(約458億8500万円)、894億ウォンで史上最大を記録したと14日、明らかにした。4-6月期の売上と営業利益は昨年同期比それぞれ48.7%、103.2%増加した。

また、三養食品の今年上半期の売上と営業利益はそれぞれ8101億ウォンと1695億ウォンで、昨年同期に比べてそれぞれ52.6%、149.6%増えた。上半期の売上と営業利益も史上最大だ。

上半期の営業利益は創社以来初めて1000億ウォンを上回った昨年の年間営業利益(1475億ウォン)を超えた。

4-6月期の売上と営業利益はアーニングサプライズを記録した直前の四半期(1-3月期)よりもそれぞれ10%、11.6%増加した水準だ。特に4-6月期の海外売上は74.9%増となる3321億ウォンで3000億ウォンを初めて超えた。海外売上比重は全体の78%に高まった。

三養食品関係者は「4-6月期の海外売上は米国市場が牽引(けんいん)した」とし「米国法人三養アメリカが主流チャンネルへの入店拡大とカルボブルダク炒め麺の人気に支えられて昨年同期比125%増となる7140万ドル(約105億円)の売上を達成した」と述べた。

あわせて「最近欧州法人を設立して主要輸出地域にすべて販売拠点を備えることになった」とし「これをベースに現地市場攻略に拍車を加えるだろう」と付け加えた。

三養食品の欧州輸出比重は2019年6%から今年上半期19%などで増加傾向を示している。三養食品は欧州市場攻略のために先立ってオランダ北ホラント州に欧州販売法人を設立した。

三養食品の海外法人設立は日本・中国・米国・インドネシアに続きオランダが5番目だ。

三養食品は欧州法人を拠点にブルダック炒め麺など主力商品の輸出規模をさらに拡大する方針だ。三養食品は輸出増加に対応して今年3月、密陽(ミリャン)第2工場を着工し、来年上半期に完工する。