独ケルン軍事基地が一時閉鎖、水道水汚染工作の疑い

AI要約

ドイツの軍事基地で水道水が汚染され、可能性がある妨害工作により基地が一時封鎖される。

基地に勤務する兵士や民間人には飲料水の控える指示が出される。

破壊活動やサイバー攻撃に関して、NATOはロシアへの警告を行っている。

独ケルン軍事基地が一時閉鎖、水道水汚染工作の疑い

[ベルリン 14日 ロイター] - ドイツ西部ケルン郊外の空港に隣接する軍事基地が14日、一時封鎖された。水道水が故意に汚染された可能性があり、当局は何者かによる妨害工作の可能性があるとして捜査を行っている。治安当局筋が明らかにした。

同基地には4300人の兵士と1200人の民間人従業員が勤務しており、水道水の飲用は控えるよう指示されている。

司令部は、警備員が14日早朝、兵舎の水処理施設近くのフェンスに損傷があることを発見し、「飲料水システムが異常な数値を示したため、給水を中断した」と発表。敷地内を捜索したが侵入者は見つからなかったという。

北大西洋条約機構(NATO)はこれまで、破壊活動やサイバー攻撃などロシアによる敵対行為について警告している。

同基地には、ドイツのショルツ首相や閣僚らの移動に使用される軍用機が駐機している。