JTOWER、米インフラ投資会社がTOB 1株3600円

AI要約

携帯基地局関連インフラ会社のJTOWERが米国のデジタルインフラ投資会社から株式公開買い付けを受け入れることを発表。

買付価格は1株あたり3600円で、プレミアムを含み、買付期間は8月15日から10月10日まで。

TOB成立後は現経営陣が続投し、JTOWERはNTTやKDDIとの業務提携を維持する方針。

Kuniko Mutoh

[東京 14日 ロイター] - 携帯基地局関連インフラ会社のJTOWERは14日、米国のデジタルインフラ投資会社デジタルブリッジグループの傘下企業が同社に対し1株3600円で株式公開買い付け(TOB)を実施すると発表した。JTOWERはTOB成立後に上場廃止になる予定。

買付価格は13日終値(1375円)に161.82%のプレミアムを乗せた水準で、買付期間は8月15日から10月10日。TOBには、NTTやNTTドコモが保有株を応募する。

TOBで普通株と新株予約権を取得する。JTOWER取締役会はTOBに賛同を表明。株主にTOB応募を推奨し、新株予約権者については判断を委ねることを決議した。

デジタルブリッジは、TOB成立後も現行の経営体制を原則維持し、田中敦史社長を含む現経営陣が引き続き経営を主導する予定と説明しているという。

JTOWERは、NTTやNTTドコモのほか、現在資本業務提携関係にあるKDDIと、TOB成立後も業務提携関係を維持する方針としている。