【タイ】粉塵で閉鎖の新トンネル、再開通9月に延期

AI要約

タイ国鉄(SRT)は、粉塵の影響で閉鎖中の東北部線の鉄道トンネルが再開通が9月まで遅れる見通しを示した。

トンネルは清掃を実施したが、排ガスの臭いが問題となり、再開通に時間がかかるという。

一時的に旧ルートを使用する列車も出るという。

 タイ国鉄(SRT)は粉塵(ふんじん)の影響で閉鎖している東北部線の鉄道トンネルについて、再開通が9月まで遅れるとの見通しを示した。SRT総裁室のエカラット室長が11日明らかにした。

 閉鎖中のトンネルは、中部サラブリ県から東北部ナコンラチャシマ県に向かう路線のパーサデットトンネルと、ヒンラップトンネル。列車走行で粉塵が舞うため清掃を実施した。8日に実施した試験走行では粉塵は確認されなかったが、排ガスの臭いが充満しているため、換気に時間を要するという。

 エカラット氏は、同区間を通過する予定の列車は、一時的に旧ルートを使用すると説明した。

 パーサデットトンネルはタイ最長の鉄道トンネル。7月28日に開通したが翌日から閉鎖している。SRTは当初、閉鎖期間は2週間で、8月12日に再開通すると説明していた。