米韓、19日から合同軍事演習 大量破壊兵器への対応に重点

AI要約

韓国軍が19~29日に乙支フリーダムシールド演習を実施する。北朝鮮の核兵器への対応が重点。

訓練では、ミサイル攻撃やGPSのかく乱、サイバー攻撃も想定。射撃訓練を拡大し、韓米同盟の作戦遂行能力を示す。

演習は有事の際の防衛態勢維持が目的で、北朝鮮の反発に備える。

米韓、19日から合同軍事演習 大量破壊兵器への対応に重点

 韓国軍合同参謀本部は12日、19~29日に定例の米韓合同軍事演習「乙支(ウルチ)フリーダムシールド(自由の盾)」を実施すると発表した。北朝鮮の核を含む大量破壊兵器への対応に重点を置いて行う。北朝鮮が軍事的な反発に出る可能性がある。

 訓練では、北朝鮮によるミサイル攻撃や、全地球測位システム(GPS)のかく乱、サイバー攻撃なども想定して行う。合同参謀本部は「陸海空で射撃訓練を拡大する」とし、「相互運用性と実戦性を強化し、韓米同盟の作戦遂行能力を示す」と北朝鮮をけん制。「演習は有事の際の防衛態勢を維持する上で欠かせない」とも強調した。【ソウル日下部元美】