ハリス氏もチップ課税撤廃表明、トランプ氏「まね」と批判

AI要約

民主党候補ハリス副大統領がラスベガスで集会を開き、チップ収入への課税撤廃、最低賃金引き上げなどの政策を表明。

トランプ前大統領はハリス氏を批判し、政策を盗むと非難。

ハリス氏は消費者物価の押し下げや違法価格つり上げの取り締まりを約束し、ミネソタ州知事と共に激戦州を遊説。

ハリス氏もチップ課税撤廃表明、トランプ氏「まね」と批判

Jeff Mason

[ラスベガス 10日 ロイター] - 米大統領選の民主党候補ハリス副大統領は10日、ネバダ州ラスベガスで集会を行い、チップ収入への課税を撤廃すると表明した。同州で重要なサービス業従事者の支持を獲得する狙いがある。

同様の政策を掲げている共和党候補のトランプ前大統領は「まね」と批判した。

ハリス氏は「私が大統領になった際には最低賃金引き上げやサービス業のチップに対する課税撤廃など、労働者世帯のために闘い続けることを約束する」と訴えた。

また、消費者物価の押し下げに取り組むと表明。違法な価格つり上げや労働者世帯への不当な家賃引き上げを行う企業を取り締まるほか、薬価引き下げに向け大手製薬会社に圧力をかける方針を示した。

ハリス氏と副大統領候補のワルツ・ミネソタ州知事はこの日まで数日にわたり激戦州の各地を遊説して回っていた。

トランプ氏は自身のソーシャルメディア「トゥルース・ソーシャル」で、ハリス氏が政策案を盗んだと非難。「私の政策をまねしたが、違うのは彼女がそれを実行しないことだ。ただ政治的な目的でそれを望んでいるだけだ」と述べた。