“子なし猫好き女”発言が「テイラー・スウィフト」に火をつける… 選挙を左右する支持表明は13日か

AI要約

トランプ支持者がハリス支持を恐れる理由として、歌手のテイラー・スウィフトの存在が挙げられる。

テイラー・スウィフトが猫好きであることがトランプ陣営にとって重要な要素となっており、彼女の行動が注目されている。

テイラー・スウィフトがハリスの支援を表明する可能性もあり、その動向が米大統領選に影響を与えるかもしれない。

“子なし猫好き女”発言が「テイラー・スウィフト」に火をつける… 選挙を左右する支持表明は13日か

【前後編の前編/後編を読む】ハリス支持なら浮動票は一気に…トランプが怯える「テイラー・スウィフト」 前回の大統領選でトラウマが? 

 戦う相手がカマラ・デヴィ・ハリス副大統領に代わったことで、ドナルド・トランプ前大統領の選挙戦略には狂いが生じている。現在の支持率の差は数%という米大統領選、浮動票のカギを握るのが、歌手のテイラー・スウィフトだという。前回(2020年)の大統領選では民主党を支持したテイラーは、いつ、考えを明らかにするのか。トランプ陣営は、その動向に戦々恐々だというのだ。

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 ハリス氏が出馬宣言したところ、1週間で300億円を超える献金を集めたことも、トランプ陣営に衝撃を与えたと言われている。さらに負の連鎖は追い打ちをかける。

 その火種は、副大統領候補として選んだ39歳のJ・D・ヴァンス氏。2021年に保守派のジャーナリスト、タッカー・カーソン氏と語ったFOXのインタビュー映像がネットにアップされ、大炎上したのである。

「番組の中でヴァンスは『カマラ・ハリス副大統領のような、子どもを持たずに猫と暮らす女性らがこの国の人々をも惨めにしようとしている』と発言していたのです。要するに“子供のいない猫好きのハリスによって、この国は仕切られている”と言いたいわけで、これが副大統領候補であるヴァンスの持論なのかと、猫だけではなく犬を飼っている女性たちからも批判をあびる状況となっています。ついでにトランプもハリスに対して『インド系であるとアピールしていたのに突然、黒人になった』と発言をしたことで、波紋を呼んでいます」(ニューヨーク在住のイベント関係者)

 このヴァンス氏の発言がトランプ陣営に与えるであろうダメージは小さくない。何より「この発言に最も反感を抱くのがテイラーだろう」と言われている。なぜならテイラーは「無類の猫好き」なのである。

 テイラーの猫好きはファンの間でも有名で、インスタグラムにはたびたび愛猫が登場している。NFLチーフスのトラビス・ケルシー選手との交際が公になり、一部で「結婚間近」とも報じられてはいるものの、現時点では結婚歴もなければ子供もいない。ヴァンス氏の揶揄の対象に当てはまり、いくらタイミングが悪いとは言え、トランプ陣営は思わぬところで「火に油を注いでしまった」と言うわけだ。

 言うまでもなく、テイラーは同世代や若者を中心に絶大な影響力を持っている。インスタグラムのフォロワー数は2億8,380万人、X(旧ツイッター)のフォロワーも1億人に迫る。それだけではない。純資産は11億ドル(日本円で約1,588億円)にも達し、昨年末に米タイム誌は「今年の人」に選んだ(ちなみに、その際の写真撮影時にも「愛猫と一緒に撮りたい」とリクエストしたとか)。

 昨年から続くワールド・ツアー中のテイラーは、現在は欧州ツアーの真っただ中。恋人のケルシー選手がダンサーとしてサプライズ出演したことが話題になったが、今月には欧州公演を終えて休暇に入る予定だ。

「10月にツアーを再開させる予定で、それまでは(米ミズーリ州の)カンザスシティーで過ごすのではないか」(関係者)と言われている。そして「休暇中にハリスの支援を表明して、短期間でも彼女なりに応援に加わるのではないか」との声もあるのだ。

「彼女は積極的にインスタグラムやツイッターを利用していて、音楽に限らずあらゆる情報を発信しているので、もし、そのようなアクションを出すとしたら、この数日間の動向が注目されますね。彼女自身は『13』がラッキーナンバーだと明言しているので、あるいは13日あたりに何か発言があるかもしれませんね」(ロサンゼルス在住の音楽ライター)