スウェーデン大使を追放 マリ、ロ接近批判に反発

AI要約

マリの軍事政権はスウェーデン大使を追放すると発表。

マリがロシアと断交を表明したことに対し、スウェーデンの閣僚が批判。

マリや周辺諸国の軍政は欧米離れを加速させている。

 【キーウ共同】西アフリカ・マリの軍事政権は9日、ロシアに接近するマリをスウェーデンの閣僚が批判したことに反発し、マリ駐在のスウェーデン大使を追放すると発表した。ロイター通信が報じた。

 マリは4日、ロシアが侵攻を続けるウクライナとの断交を表明。スウェーデンのフォシェル国際開発協力・貿易相は7日「侵攻を支持しながら、スウェーデンから開発援助を受け取ることはできない」と訴えていた。

 近年クーデターが相次いだマリやニジェール、ブルキナファソの軍政は、テロ対策で駐留していた米国やフランスの部隊を撤収に追い込み、欧米離れを鮮明にしている。