ベネズエラ大統領、Xを10日間禁止 マスク氏改めて批判

AI要約

ベネズエラのマドゥロ大統領がXの国内利用を10日間禁止すると発表。マスク氏との対立が背景。

マドゥロ氏はXの排除決議に署名し、マスク氏を憎悪や内戦の扇動者と非難。

マドゥロ氏はワッツアップの利用停止を支持者に呼びかけ、テレグラムや微信の使用を促している。

ベネズエラ大統領、Xを10日間禁止 マスク氏改めて批判

Vivian Sequera Mayela Armas

[カラカス 8日 ロイター] - ベネズエラのマドゥロ大統領は8日、短文投稿サイトX(旧ツイッター)の国内での使用を10日間禁止すると発表した。マドゥロ氏はXのオーナー、米実業家イーロン・マスク氏としばしばX上で批判の応酬を繰り広げている。

マドゥロ氏は国家電気通信委員会(Conatel)が提示したX排除決議に署名したと述べ、マスク氏が憎悪や内戦をあおり、死の原因を作っていると主張した。

マドゥロ氏はマスク氏が7月28日の大統領選後の抗議や反発を焚き付けたと批判してきた。

同氏はまた、今週支持者に対し、米メタ傘下の通信アプリ「ワッツアップ」の使用をやめ、ロシア発の通信アプリ「テレグラム」や中国系対話アプリ「微信(ウィーチャット)」を使うよう呼びかけた。兵士や警察の家族を脅すのにワッツアップが使われていると主張していた。

マドゥロ氏が大統領選で当選したとの選挙管理委員会の発表に批判や抗議の声が上がり、SNS(対話アプリ)上で拡散された。