7月の世界平均気温、観測史上2番目 EU機関が発表

AI要約

EUの気象情報機関は、7月の世界平均気温が過去2番目に高い月だったと発表した。

平均気温の上昇は産業革命以前よりも1.6度高く、異常な暑さが観測史上最も暑い日をもたらした。

気温上昇の要因として化石燃料の使用や海洋温度の上昇が指摘された。

7月の世界平均気温、観測史上2番目 EU機関が発表

Julia Payne Alison Withers

[ブリュッセル 8日 ロイター] - 欧州連合(EU)の気象情報機関コペルニクス気候変動サービスは8日、7月の世界平均気温が観測史上2番目に高い月だったと明らかにした。月ごとの最高記録は、今年6月まで13カ月連続で更新してきたが、7月で途切れた。

7月の平均気温は、1850年から1990年の産業革命以前の推定気温より1.48度高かった。7月まで12カ月間の平均気温は産業革命前よりも1.64度高かった。また、7月は観測史上最も暑い日が2日あった。

コペルニクスは、気温上昇の要因として化石燃料を使用する産業からの温室効果ガス排出を挙げ、通常はエルニーニョの影響を受けない海洋の温度が異常に上昇したと指摘した。

欧州南部と東部、アメリカ西部、カナダ西部、アフリカの大部分、中東、アジア、南極大陸東部で平均気温を上回った。欧州北西部、南極大陸西部、米国の一部、南米、オーストラリアではほぼ平均気温か、それを下回る水準だった。