米大統領選 両陣営が激戦州を“はしご”し批判合戦 バイデン大統領は政権移行に懸念示す
アメリカ大統領選挙で激戦州での選挙活動が激化する中、民主党と共和党の候補者たちが激しく批判合戦を展開。
民主党のハリス副大統領とウォルズ知事は激戦州で支持を訴え、自動車労組の会長もハリス氏を支持してトランプを批判。
一方、共和党のバンス上院議員は民主党候補を極左と批判し、バイデン大統領はトランプが平和的な政権移行を否定する可能性を懸念。
アメリカ大統領選は7日、民主党・共和党の両陣営が激戦州で相次いで選挙活動を行い、批判合戦を繰り広げました。
ハリス副大統領
「ホワイトハウスへの道は、この州から続いています。みなさんの支援で11月に私たちは勝ちます」
ウォルズ知事(民主党副大統領候補)
「ドナルド・トランプはみなさんにはお勧めしない。トランプの副大統領候補も危険で、後ろ向きな信念を共有していますよ」
民主党のハリス副大統領は7日、副大統領候補に選んだミネソタ州のウォルズ知事とともに、勝敗の鍵を握る激戦州の中西部ウィスコンシン州とミシガン州をまわって支持を訴えました。
ミシガン州の集会では、ハリス氏への支持を表明した全米自動車労働組合の会長も登壇し、「トランプは自動車業界を全くわかっていない」などと厳しく批判しました。
一方、共和党の副大統領候補バンス上院議員も同じ2つの州で選挙活動を行い、民主党の副大統領候補ウォルズ氏への批判を重ねました。
バンス上院議員(共和党副大統領候補)
「彼は民主党の極左の過激な人間だ。ハリスがウォルズを選んだことは、彼女が民主党の極左に跪いたことを意味している」
一方、バイデン大統領は7日、CBSテレビの単独インタビューに応じ、トランプ前大統領が敗北した場合、平和的な政権移行が行われないのではないかと懸念を示しました。
バイデン氏は、トランプ氏が「もし敗北したら、血の海になる」などと発言していることを指摘し、「彼は本気だ」と強調しました。