WHO、エムポックス巡り緊急委招集へ 中部アフリカで発生拡大
世界保健機関(WHO)のテドロス事務局長は、中部アフリカのコンゴ民主共和国で拡大しているエムポックス(サル痘)の流行が国際的に懸念される公衆衛生上の緊急事態になる可能性があるとして、緊急委員会を招集することを発表しました。
コンゴ民主共和国では、2023年初以来約2万7000件の症例が報告され、1100人以上が死亡しています。特に被害が大きいのは子どもたちであると報告されています。
WHOによると、症例が報告されていなかったブルンジ、ケニア、ルワンダ、ウガンダの4カ国で新たに50件のエムポックスが確認され、感染疑いの例もいくつか報告されています。
Bhanvi Satija Unnamalai L
[7日 ロイター] - 世界保健機関(WHO)のテドロス事務局長は7日、中部アフリカのコンゴ民主共和国で拡大しているエムポックス(サル痘)の流行が「国際的に懸念される公衆衛生上の緊急事態」に該当するかどうかを判断するため緊急委員会を招集すると発表した。
同国では、2023年初以来すでに約2万7000件の症例が報告されており、1100人以上が死亡している。その大半は子どもだという。
WHOはこれまで症例が報告されていなかったブルンジ、ケニア、ルワンダ、ウガンダの4カ国で新たに50件が確認され、さらに複数の感染疑い例があるとした。
WHOは、緊急委員会が「可能な限り早急に」招集されるとしたが、具体的な日程やその他詳細については明らかにしていない。