バングラデシュ首相が辞任し国を脱出 デモが大規模化98人死亡1000人以上けが
バングラデシュで90人以上が死亡した大規模なデモにより、シェイク・ハシナ首相が辞任し国を脱出した。
抗議活動が激化し、98人が死亡、1000人以上が負傷した。
陸軍はハシナ首相の辞任を公表し、暫定政府の樹立に向け準備を進めている。
政府に対する大規模なデモにより90人以上が死亡したバングラデシュでシェイク・ハシナ首相が辞任し、国を脱出したことが分かりました。
バングラデシュでは公務員の採用枠を巡る先月の抗議活動の際に多数の死者が出たとして4日、ハシナ首相の辞任を求めるデモが起こりました。
現地メディアによりますと、5日までに警察官を含む少なくとも98人が死亡し、1000人以上のけが人が出たということです。
デモが激化するなか、陸軍は5日午後、「ハシナ首相が辞任し、すでに国を出た」と発表しました。
そのうえで、暫定政府の樹立に向け大統領らと協議するとして、市民に対して暴力をやめるよう求めました。
現地メディアはハシナ首相が軍のヘリコプターで隣国インドに向かったと報じています。