西アフリカのマリ、ウクライナと断交 反政府勢力支援関与の疑い

AI要約

マリ政府はウクライナとの外交関係を打ち切ることを発表した。マリの反政府勢力がマリ軍やロシアの民間軍事会社ワグネルとの戦闘で成功しており、ウクライナが関与していると主張されている。

トゥアレグの反政府勢力は数日にわたる戦闘でワグネルの戦闘員84人とマリの兵士47人を殺害した。これはワグネルにとって最大の敗北となる。

マリ政府は、マリ軍とワグネルに対する攻撃へのウクライナの関与を強く非難しており、主権の侵害として訴えている。

[バマコ 4日 ロイター] - 西アフリカのマリ政府は4日、北部の遊牧民トゥアレグの反政府武装勢力を支援したとして、ウクライナとの外交関係を直ちに打ち切ると発表した。

ウクライナ国防省情報総局(GUR)のユソフ報道官は7月29日、マリ軍兵士とロシア民間軍事会社ワグネルの戦闘員が死亡した北部での戦闘について、マリの反政府勢力がマリ軍やワグネルに対する攻撃を成功させるのに「必要な」情報を受け取っていたと発言した。

トゥアレグの反政府勢力は、数日にわたる激しい北部での戦闘で少なくともワグネル戦闘員84人とマリ人兵士47人を殺害したとしている。ワグネルにとって2年前にマリに進出して以降最大の敗北とみられる。

マリ政府は、ユソフ氏が「マリ国防・治安部隊の隊員を死亡させた武装テロリスト集団による卑怯で危険かつ野蛮な攻撃へのウクライナの関与を認めた」と指摘。「ウクライナ当局の行動はマリの主権を侵害している」と主張した。