議長総括、今年は発表 「合意ない」注釈付き NPT準備委

AI要約

ジュネーブで開かれていた2026年の核拡散防止条約(NPT)再検討会議の第2回準備委員会は2日、議長総括を発表して閉幕した。

ロシアは草案に意見が反映されていないと反発し、「議長の見解であり、(各国)代表団が合意したものではない。今後の再検討プロセスの基礎とは見なされない」との注釈を付けるよう要求し、これが反映された。

昨年のNPT準備委では、慣例だった議長総括取りまとめが、イランやロシアの強硬な反対に阻まれた。今回、注釈の付記には反対意見が出たが、カザフスタンのラフメトリン議長が記録を残すことを優先させた。

 【ベルリン時事】ジュネーブで開かれていた2026年の核拡散防止条約(NPT)再検討会議の第2回準備委員会は2日、議長総括を発表して閉幕した。

 ロシアは草案に意見が反映されていないと反発し、「議長の見解であり、(各国)代表団が合意したものではない。今後の再検討プロセスの基礎とは見なされない」との注釈を付けるよう要求し、これが反映された。

 昨年のNPT準備委では、慣例だった議長総括取りまとめが、イランやロシアの強硬な反対に阻まれた。今回、注釈の付記には反対意見が出たが、カザフスタンのラフメトリン議長が記録を残すことを優先させた。